OISEAU BLEU YAMAGATA

ウエディング 2017/11/10

素敵な贈り物を・・・

こんばんは、オワゾブルー山形、ウェディングプランナーの稲田卓也です。

今年も残り1か月と半月、師走ですね。私は、今年は、12月23日まで担当のお客様の結婚式があり年末まで大忙しです。皆様方は、いかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は、引出物についてお話ししたいと思います。

皆様方は、引出物の由来、ご存知でしたか?以外と引出物ってあたりまえのように結婚式の「お祝いのお返し」としてお渡ししておりますが、意外と本来の意味合いはご存じないのではないでしょうか?

引出物はもともと宴の席で「お土産の馬を引き出してみせた」のが名の由来と言われております。本来は、慶事のみに使われる言葉ですが、法事などでも参列者へお渡しする祖供養品を「引出物」と呼ぶのが習慣化したと言われております。「結婚式(披露宴)」の引出物も最初はお土産の意味合いが強く、昔は、「披露宴の料理の一部をお土産として持ち帰る」のが主でしたが、現在では衛生面から料理の持ち帰りを懸念されることが多くなり、料理とは別にいくつかの「記念品」を用意するのが主流となったわけです。

引出物は、そもそもが「お土産」ですので、本来は引出物といえばどなたにも同じ品を用意するものでした。現在、結婚式で贈られる引出物の「分ける」「お祝いのお返し」といった習慣や考え方は、実は、後になって出てきたのものなのです。近年は、大半の方が、人によって引出物の内容を変えるという、昔では考えられないものですが、これは、「お相手様に合わせて、その方だからこその内容を」という考え方が強くなっているからです。ですがこれは、日本人だからこその日本人らしい心遣いだと思います。

また、引出物でよく言われるのが、引出物は奇数の数字でそろえるのが一般的とよくいわれます。ただこちらの数は、地域で差があり、3点つける方、5点つける方とそれぞれです。山形の場合は、3点つけるのが主流です。引出物「カタログギフトや陶器等」引き菓子「ケーキ、クッキー等昔では、紅白まんじゅうや鯛のお菓子等」詰合せ「鰹節やお肉等」の3点です。最近では、1品1品にお金をかけて高いものを2点つけるという方も出て来ておりますが、婚礼にお金をかけるで有名な名古屋周辺では「引出物は重くがさばる方がいい(品数も多めに)」と言われるなど、その地域によって引出物のマナーはさまざまございます。

いずれにせよ、自分たちのために来て下さるゲストへの感謝の気持ちですので、気持ちのこもった素敵な引出物をお渡ししたいですね!式場には、たくさんの引出物の種類がございます。是非、是非、何をつけるか迷ったらプランナーにご相談してみてください。きっと良いアイディアを頂けると思います。

結婚式の打合せ中の方、一つ一つの結婚式のアイテムの意味合いを知りながら打合せを進めるのも楽しみが増えるかもしれませんので、よかったらお話ししてみてください。