OISEAU BLEU YAMAGATA

暑い季節がはじまりましたね。
料理長の横山恵一です。

オワゾブルー山形で使っている食材についてご紹介したいと思います。
ウエディングメニューには何十種類もの食材が使用されています。
その中から、厳選食材をピックアップします。

前回のブログでもコンセプトとして掲げました「地産地消」に基づき
山形の良い食材をと探し、代表としてあげられるものとして、今回はお肉をテーマとして
ご紹介します。

ひとつは「山形牛」
オワゾブルーでは、３つあるコースメニューのうち２つのコースメニューに使用しております。
山形牛は山形の自然の特徴、四季がはっきりしており「夏暑く、冬寒く」また「昼夜の寒暖の差が大きく」その風土の中で丹精込め長期にわたり育てられた黒毛和種です。
その肉質はキメが細かく食味が美味しい牛肉といわれ、その美味しさの秘密は脂質にあるといわれています。
牛肉は脂肪やコレステロールが多く含まれているとは誤解があり、良質のたんぱく質、鉄、亜鉛などのミネラルが多く含まれ、栄養素の供給源として優れた食品といえます。トリプトファン、カルニチン、オレイン酸、ヘム鉄、リノール酸などどこか聞いたことのある成分ですが、それらの成分を多く含み、健康をもたらしてくれる大いなる力を秘めている素材だと思います。
おいしくて、栄養価が高く、病気予防の効果もあります。


もう一つの食材は「庄内鴨」
山形県の鶴岡市の農場で育てられています。
雛の孵化から精肉至るまで一貫生産され、ゆったりしたスペースと清潔な環境でストレスなく育つため病気にかかりにくく、抗生物質などの薬剤を混ぜない健康的なエサで飼育されています。
品種は「バルバリー種」。日本での生産はなかなか珍しい品種で、肉質も真鴨とは少し違った特徴をしています。
バルバリー種の豊かな風味をもち、皮下脂肪が薄いため口当たりがよいのが特徴で、「鴨肉のクセが苦手」という方にもイヤな臭みがなく、かつしっかりと肉と脂の風味を感じて頂けるはずです。
また、栄養素に関しても生活習慣予防に役立つ不飽和脂肪酸、必須脂肪酸。免疫機能を維持し、感染抵抗力をつけるビタミンA、ダイエットや美肌に効果的なビタミンB2、さらに、
貧血や疲労の予防に役立つ鉄などの成分が多く含まれます

これらの山形で育てられた最高の食材を、どう料理すればさらに美味しくできるのかと考え、試行錯誤しながら作り上げた料理がオワゾブルーにあります。

次回もまだまだある食材の良さ、生産者の思いなど
出来るだけ多くの方たちに届けられるよう又、さらなる高みに食材を生かせるよう
努力していきたいと思います。