カフェ TREE
2019/04/12
ワインが作り出す宝石
こんにちは
オワゾブルー山形 カフェスタッフの福田チカラです。
今日はワインのダイヤモンドのお話をしたいと思います。
古代はローマ帝国の時代からダイヤモンドは最愛を誓う最高のアイテムとして親しまれてきました。 そして同じく古代ローマ帝国で愛されてきた「ワイン」にもダイヤモンドと呼ばれる結晶がちゃっかり有るのをご存知でしょうか。
そのご紹介を少し。
白ワインのコルクを抜くと稀にガラスの様な結晶が付いていたり瓶底に溜まっていたりする事があるのですが、これは異物ではなく通称「ワインのダイヤモンド」と呼ばれる酒石酸の結晶です。
酒石酸は果実の中でも葡萄に多く含まれる成分でワインの味を形成する旨味成分の一つです。
その酒石酸が結晶化をするとキラキラ輝く鉱石のようになります。

綺麗ですね。
酒石酸の結晶化は飲み物ではワインに見られる特異な現象で、酒石酸とミネラル分とが低温で結合する事で現れます。
天候に恵まれた年のミネラル溢れるワインで、尚且つ温度管理が行き届いたワインに現れやすいのでヨーロッパでは 「生産者の情熱の結晶」 「ワインのダイヤモンド」と称賛されるんです。
それで気になる「口に入っても大丈夫なの?」って心配ですが、勿論無害です。
この結晶は赤ワインの色素結合のオリと混合されがちですが赤ワインのオリとは違います。ですので瓶内で舞い上がっても直ぐに沈むし、万一グラスに入ってしまっても静かに飲めばまず口に含む事はないです。
直に舐めれば多少はザラつきますが 万一、億一にもですよ、口に入ってしまった場合はグラスの傾けの調整も出来ないほど楽しく酔っ払っている事と存じますので、 些細な口触りは気にならない状態だと思われます。
つまりは瓶内にあっても全く問題にならない物なんです。

一昔前まで市場からは正しい理解を得られず、異物だ不純物だのと指をさされクレームの元となり、 かの世界大戦では特異な性質から軍事利用され、ここ日本では陽の目を浴びてはきませんでしたが、その経緯を正しく紐解けば美味しいワインに出来る飛び切りのアクセサリーだとも言えるのではないでしょうか。
酒石酸の結晶のあるワインに出会ったらそんな風に思って楽しんでもらえれば生産者も喜んでくれるはずです。
さてカフェツリーでも各種白ワインの取り扱いがございます。 当店で白ワインをご注文の際はコルクの裏側も見てあげてください。
ワインの宝石と出会えるかもしれません。
オワゾブルー山形 カフェスタッフの福田チカラです。
今日はワインのダイヤモンドのお話をしたいと思います。
古代はローマ帝国の時代からダイヤモンドは最愛を誓う最高のアイテムとして親しまれてきました。 そして同じく古代ローマ帝国で愛されてきた「ワイン」にもダイヤモンドと呼ばれる結晶がちゃっかり有るのをご存知でしょうか。
そのご紹介を少し。
白ワインのコルクを抜くと稀にガラスの様な結晶が付いていたり瓶底に溜まっていたりする事があるのですが、これは異物ではなく通称「ワインのダイヤモンド」と呼ばれる酒石酸の結晶です。
酒石酸は果実の中でも葡萄に多く含まれる成分でワインの味を形成する旨味成分の一つです。
その酒石酸が結晶化をするとキラキラ輝く鉱石のようになります。

綺麗ですね。
酒石酸の結晶化は飲み物ではワインに見られる特異な現象で、酒石酸とミネラル分とが低温で結合する事で現れます。
天候に恵まれた年のミネラル溢れるワインで、尚且つ温度管理が行き届いたワインに現れやすいのでヨーロッパでは 「生産者の情熱の結晶」 「ワインのダイヤモンド」と称賛されるんです。
それで気になる「口に入っても大丈夫なの?」って心配ですが、勿論無害です。
この結晶は赤ワインの色素結合のオリと混合されがちですが赤ワインのオリとは違います。ですので瓶内で舞い上がっても直ぐに沈むし、万一グラスに入ってしまっても静かに飲めばまず口に含む事はないです。
直に舐めれば多少はザラつきますが 万一、億一にもですよ、口に入ってしまった場合はグラスの傾けの調整も出来ないほど楽しく酔っ払っている事と存じますので、 些細な口触りは気にならない状態だと思われます。
つまりは瓶内にあっても全く問題にならない物なんです。

一昔前まで市場からは正しい理解を得られず、異物だ不純物だのと指をさされクレームの元となり、 かの世界大戦では特異な性質から軍事利用され、ここ日本では陽の目を浴びてはきませんでしたが、その経緯を正しく紐解けば美味しいワインに出来る飛び切りのアクセサリーだとも言えるのではないでしょうか。
酒石酸の結晶のあるワインに出会ったらそんな風に思って楽しんでもらえれば生産者も喜んでくれるはずです。
さてカフェツリーでも各種白ワインの取り扱いがございます。 当店で白ワインをご注文の際はコルクの裏側も見てあげてください。
ワインの宝石と出会えるかもしれません。