OISEAU BLEU YAMAGATA

その他 ウエディング 2017/09/02

シェフの部屋6

こんにちは

オワゾブルー山形 料理長の横山恵一です。

9月に入り肌寒くなりつつあります。

木々も紅葉しはじめウエディングシーズンの始まりを迎えております。

 

今日は料理から少しはずれて、

シェフたちが身に着けているユニホームのことをお話しします。

以外に知られてない秘密。

フレンチの料理人のいでたちってカッコいいですよね。

わたしが料理人になったのも、テレビで見た(誰かわからない笑)コックさんが

やけにカッコよく、小学生ながらに料理に関心が出始めたのがきっかけでした。

あの白くて高い帽子・・・かぶりたい・・・

 

そのシェフハット。

この帽子には説が2つ

①18世紀天下の名シェフ「アントン・カーレム」氏がお客さんの被っていたシルクハットの王様のような背の高い白い山高帽を気に入って、早速同じような白くて背の高い帽子を調理場で被るようになり、その姿がフランスのコックさん達の間に瞬く間に流行し始めた という説と

②1900年前後にパリのホテル・リッツで活躍し近代フランス料理の神様と称せられる「オーギュスト・エスコフィエ」氏は背が低かったことから、調理場で自らの存在を示すために背の高い帽子を被ったのが最初とする説も有ります。面白い。

 

コックコート。

実は、すごく考え抜かれたもので、

なぜ白いのか?(最近ではカラーもありますが)

それは汚れが目立つようになんだそうです。

わからなければそのままで仕事しちゃいますよね。

素材は綿。

火のそばに立つことが多いので燃えにくい素材で尚且つ通気性、耐久性があります。

袖、胸元などは二重構造になっていて熱が伝わりにくく、例えば熱い重い寸胴を持つとき

お腹に当たっても熱くないようにとか、袖の折り返しの長い部分は熱い鍋を持つときの

カフスの代わりになります。

ボタンは熱いものがかかったりしたときすぐ脱げるように丸型になっているなど機能的にも考えられて作られています。



 



靴は滑らないようゴム底で、つま先の部分には重いものを落としてもつぶれないよう鉄板が入っている安全靴使用。

などなど、なにげなく着ているものにもちゃんと意味があるのですね。

 

裏の話になりますが、オワゾブルーを立ち上げるときも散々迷いました。

オワゾブルーなので青にしようか?デザインはカッコいいものがいい。パンツはカジュアルなもの?サロンは黒がいい?ロゴマークは?

と、何枚もサンプルを取り寄せファッションショーの連続でした。が!結局スタンダードが一番と落ち着き、今現在のものになりました(笑)

 

オワゾブルーに立ち寄る機会がありましたらチラッと気にして見てください。

カフェはキャップでカジュアルに。ロゴは何色でしょうかね。

またお会いしましょう。