OISEAU BLEU YAMAGATA

料理 2018/06/22

シェフの部屋 19

ワールドカップも始まり世界中が熱くなっている今日この頃

皆さんはいかがお過ごしでしょうか。毎日寝不足気味な

オワゾブルー料理長の横山恵一です。

 

先日、企業説明会と称して調理専門学校でお話しする機会をいただきまして、会社の求人説明と料理業界の現状をお話ししてきました。

現状では高校の就職率が高く専門学校生も少しずつ減少傾向にあるようです。

 

生徒たちに一番に伝えたことは「まずは慣れる」こと。どこの会社でもそうですが、

離職の一番の理由は人間関係です。仕事を覚える前に会社の風習や規則。会社の人間に慣れる事が最重要と思います。それにはある程度のコミュニケーション能力が必要となりますが、それができてくれば仕事もおのずと付いてきます。

 

調理、料理と言っても職場で行う仕事はそれぞれ違います。

例えば病院や給食、老後施設などの集団調理。レストランやカフェ。ホテルや旅館、宴会料理。ではまったく違った形態の料理になります。それに伴い覚える内容やスキルが違っていき、また、勤務時間や休日、収入も変わるでしょう。

その入口を間違えれば自分のやりたかった事と違うギャップが生まれること。

 

私たちの仕事は技術職です。習得するまで長い年月を必要とします。

続けられるかどうかは、本当にそれが好きなのかどうかで変わってくると思います。

とお話ししてきました。

 

調理業界では人材不足が問題になってきています。高齢化社会になり若い人たちが高齢者を支えられなくなる時代の始まりと思われます。不安なこの日本だからなのか今の就職希望職種は公務員や官公庁などの安定した職種希望率が50%だと聞きます。

それとは真逆の私たちのサービス業。

ですが、「手に職をつける」と昔からいうように、職人がいなくならない必要とされる社会を目指して仕事をしていきたいです。

若い人材は必要不可欠です。ぜひ職人を目指して進んで頂きたいと思います。