OISEAU BLEU YAMAGATA

カフェ TREE 2017/12/13

甘美な酒の陶酔感に浸ろう! マリアージュ編

こんにちは

オワゾブルーキッチンスタッフの福田千加良です。

今年も残りわずかです。そして来週には12月最のイベントのXmasも控えていますね。
飲食店的にはXmasよりX-day(エックスデイ)と表現したほうがしっくりくる様な気がする今日この頃ですが皆さま方は如何お過ごしでしょうか?
毎度ブログのネタを探すのに頭を抱えている私でありますが今回はそんな私にピッタリ(?)脳の思考力や記憶の働きにも良いとされるブドウ糖たっぷりの【甘口ワイン】のネタで行きます。
…っと連続でワインネタだと、まーた専門知識か!気取っちゃって!モンダミンみたいにお口でくちゅくちゅするんだろ!
等そろそろお叱りを受ける頃かと思います。

 

どれについても罪状は認めましょう。
しかし!時に私は立ち上がり声高らかにこの液体の魅力を説かなければならないのです。
何故ならソムリエ業に興味を持ち皆様の前で発言できるのはたった一杯の甘口ワインがきっかけだったからです。
その感謝も込めて書いていたら無駄に長くなりました(いつもの事)流し読んでもらっても構いませんよー!

それでは参ります。ではどうぞ。

 

 

 

さて。一口に甘口ワインと言っても幾つもの種類がありますが大雑把に2分類すると、葡萄自体の甘さが残っている物or後から甘味を足した物。のどちらかです。

貴腐ワインなどは前者で甘口シャンパンなどは後者です。

希少性や手間から前者の方が価格的に価値がある場合が多いですが、後者も十分美味しくどちらも味の優劣がある訳ではありません。
ご購入の際は美味しそうな物を直感で選んでみるのも良いかと思います。

 

ではどーやって飲むのが美味しいのー?
という当然の疑問が出て来ますが、そこは私が優しくお答えしましょう。


【白ワインの極甘口】にはフルーツを使ったデザートを合わせるのがオススメです。コンポート、フルーツタルトなど想像しただけ美味しそうですね。
【赤ワインなどのコクのある甘口】はチョコレートなど少しビターなニュアンスがある物が合うと思います。
【甘口シャンパン】にはクリーム系やカスタード系をお試し下さい。シュークリーム等がいいですね。きっとその美味しさに膝から崩れおちますよ。

山形ではお馴染みデラウェア、マスカットベリーaから生まれる
【やや甘口】には肉じゃが、生姜焼きもいけるんじゃないでしょうか?やや甘口は砂糖と味醂を使う和食と相性が良いと思います。

意外な組み合わせとしては
【甘口スパークリングワイン】にスパイシーなカレーを合わせるのもいけます。他にも色々ありまっせ
※そして忘れてはいけないのは白ワインに関しては十分冷やす事です。
甘味というのは温度帯によってゴリラとチワワくらい体格が変わってきます(…言い過ぎですね)
ですが溶けたアイスは甘すぎて美味しくないですよね?
同じ様にヌルい甘口ワインは酸味と果実味に蓋をして収集が付かない時があります。
冷やして飲む事をお勧め致します(6〜8℃)
っと、こういった話をするとわざわざ料理と合わせないといけないのかぁ、面倒いなぁ大変だなぁ。と思ってしまいますよねー。

 

ちょっと待って下さい奥さん!こっからが甘口ワインの真骨頂ですぜ!
合わせる料理が無くてもワインだけあればいいんですよ!
辛口ワインが本領発揮するのは食事中ですが甘口ワインに関してはワイン単品でも本領発揮をします。
二件目のBARであったり晩酌にちょっと一杯。に甘口はピッタリなんです!

甘味は幼少期の記憶を呼び覚まし心理的に充実感と安心感を与える作用があるそうです。
・精神安定
・ストレス解消
・リラックス効果
・一緒にいる人についうっとりしてしまう効果⁉︎等

合わせる料理が無いなら、精神面でマリアージュしてしまう甘口ワインのポテンシャル。ちょっと凄くないですか!?

 

その液体はサラッとした蜂蜜の如く五臓六腑に染み渡り仕事の疲れ、日々のストレスから解放してくれ至福のひと時を与えてくれます。
師走の忙しさに一息つきたいお客様。甘い誘惑に誘われてしまいませんか?
残念ながら今はまだ辛口ワインしか無いご家庭はカフェTREEの様にいっそ甘口ホットワインにしてみては如何でしょう?

ワインを70℃程に温めて砂糖とお好みのスパイス(シナモン、生姜、オレンジ等)を入れるだけです。美味しいですよ!



 

今年もラストスパート。ぐったりする季節ですが、時にはうっとりするような甘い物を召し上がれ。

きっと身も心もとろけてしまいますよ。