一本の糸はとても細い。
その糸を2本縒(よ)り合わせると、
簡単には切れない、強くて丈夫な糸になる。
丁寧に紡がれた糸で一針一針縫い合わせていく、
それはまるで軌跡のよう。
ふたりで築いていく家庭は
会話や笑顔があって、ゆっくり時間をかけて紡ぐ
「家族」という強い一本の糸のようでありたい。
一歩一歩、つよくてやさしい家族になろう。
ウエディングテーマ「tsumugu」
新しい家族の誕生と同じくして完成する新しい住まい。
家族として歩んでゆくスタートとなる結婚式は、
ここに集まったゲストの皆と一緒に創りあげたい。
そうおっしゃった高志さんと由香さんへのご提案は
披露宴中に皆様に協力していただき
パッチワークでひとつのクッションカバーを作ること。
1枚1枚の生地を合わせて作るこのクッションは、
リビングのソファに置いたときに
いつだっておふたりの原点を象徴するものになります。
今日は新しい家族の誕生と決意・誓い・感謝の記念日。
皆様から承認いただいたこの日の日付を
ウエディングケーキに記していただきました。
ここから家族の歴史が刻まれていきます。
披露宴の最後は、おふたりとご両家の皆様よる
「誕生セレモニー」を執り行いました。
ご両親の結婚記念日が記された年表キャンバスに、
高志さんと由香さんの結婚記念日を書き加え、
拇印を押していただきました。
皆で創りあげる結婚式。
皆様の想いが縒り合わさり、
さらに強い絆が紡がれた結婚式となりました。
ウエディングプランナー 門脇智子